美術館さんぽ➂建築美術館
みなさん、こんにちは。
今日は、以前訪れた建築美術館の感想とフィンランド建築の歴史について書いていきたいと思います😊
フィンランド建築美術館は、少しアクセスしにくい場所にありますが、
ヘルシンキ市内にあるので、建築に興味のある方は少し足を伸ばして行ってみてほしい場所です。
毎月第1金曜日が無料開放日となっています😊
建築に関する様々な展示が行われており、フィンランドの建築だけでなく、アジアやアフリカの建築の展示もありました。
パネルだけでなくビデオや模型など様々な形で、説明されていて分かりやすかったです。
最上階には、20世紀のフィンランドの建築の歴史についての展示があり、私にとってとても興味深いものでした!
フィンランドの建築はモダンでシンプルだけどデザイン性が高く、そしてどこか暖かみを感じます🥰
その起源を探るため、フィンランド建築の歴史を簡単に紹介したいと思います。
1930年にスウェーデンで開催されたストックホルム展示会は、
モダンで機能的な北欧建築が知られるようになった起源とされ、フィンランド建築にも大きな影響を与えました。
北欧建築では、デザイン性の高さはもちろん、日常生活の快適さがより重視され、
個性と自由な発想を加えつつ、
合理的に構成することが求められます。
フィンランドの有名な建築家、アルヴァ・アアルトは1950年代前半から
フィンランド建築の先駆者として、赤レンガを用いた現代的な建築を手がけました。
個性とシンプルさの融合は、フィンランド建築の特徴として、世界へ広がっていきます。
農耕社会から急激に産業化したフィンランドでは、1960年代、多くの市民が都市に集まったため、都市設計が急務となりました。
この時代の公共施設の建築は、人々の生活水準の向上、福祉国家の発展の影響を大きく受けています。
例えば、ヘルシンキにある公共の芸術施設、フィンランディアはアルヴァ・アアルトにより設計され、都市開発に関する議論を活発化させました。
1970年代に、人々の都市への移動がピークを迎え、およそ半分の国民が都市部に集まるようになります。
家の間取りは現代的で、
バルコニーにつながったリビングルーム、子供部屋、オープンキッチンのある家が建てられました。
この時代、住みやすさと、人々の生活水準はさらに向上していきます。
インテリアデザインも重視され、流行色は茶色、黄色、緑だったそうです😊
このようにして、フィンランドのモダン建築は社会の流れとニーズにより、発達していきました。
建築美術館では、歴史や文化といった様々な視点から、フィンランド建築について学ぶことができるので とてもオススメです🤩
さらに建築への興味が湧いた1日でした。
フィンランド建築については、今後も記事にしていきたいと思います。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました🙇♂️