小学校訪問の話🏫part2
こんにちは。
前回、自由すぎるフィンランドの学校訪問についてお話ししました。
今回は、2校目。
小学校と中学校が合体しているタイプの学校です!☺️
こちらの学校では、最初に中学生の子たちが私たちを案内してくれました。
ドアが開いていた教室をのぞいてみると、
英語の授業が行われていました。
そして、なんと先生のバースデーパーティーも同時に開かれていました。
生徒たちは、ケーキやお菓子をつまみながら教科書の課題に取り組んでいました🍰
分からないことがあると先生のところに行って、話しながら解決!
とってもアットホームな雰囲気の教室でした👨🏫
すると休み時間がスタート!
これは以前訪れた小学校でも同じだったのですが、小学生は、休み時間になると必ず外に出なければいけないというルールがあります。
寒くても、色んな遊具を使って元気に遊んでいる子供たちの姿を見てほっこりしました☺️
中学生は中にいてもいい、という謎のルールが面白いっ!
その後、数学のクラスや体育のクラスを見学。
こちらの学校には体育科があり、アスリートを目指す子供が文武両道できるよう、体育教育に力を入れているそう。
また、この学校には障がいのある生徒が学ぶ教室が10クラスほどありました。
一般的に、フィンランドでは生徒の発達に障がいがあっても、大学院を卒業した教育のエキスパートである先生と補助教員がいるので、普通の生徒と同じ教室で勉強しています。
ただ、フィンランドのカリキュラムは柔軟で、それぞれの学校に裁量権が与えられているため、様々な違いがあり、一般化できないのが面白いです😄
訪問の最後には、校長先生とお話しする機会が。
彼女は国から支給されるお金をどのように使うのかを決め、教師や親と会議をしてより良い学校づくりのために尽力されていました。
ただ、教師の給料や働く時間といった働き方を校長が決められないことに不満をもっておられました。
なぜなら、学校の運営会議をする教師たちの負担が給料に見合っていないからです。
彼女自身、働きすぎなので来週から休暇を取るわ!と満面の笑み😂
教師が元気でないと、学校に活気がつかないという言葉が印象的でした。
また、フィンランドの学校で生徒が携帯を所持することを認める法律についても言及されました。
フィンランドでは、教師が生徒の携帯を取り上げることができません。なぜなら、それは生徒の人権を奪うことだと考えられているからです。
しかし、携帯があることで授業に集中できない子が増えているそうです。
生徒にどこまで自由を与え、どこから制限するのか。
とても難しい問題だと思います。
教育の成功モデルといわれているフィンランドですが、意外なジレンマを抱えていることを知りました。
しかし、校長先生は、このような問題を解決するべく、国に交渉していくそうで、より良い教育を実践するための情熱を感じました。
授業内での学校訪問はこれで最後ですが、せっかくフィンランドにいるので、また個人的に他の学校にも訪ねてみたいと思います♫
最後までご覧くださり、ありがとうございました😊