ヘルシンキ大学での授業📚
こんにちは。
最初の授業が始まってから1週間が経ち、少しずつここでの生活に慣れ始めた今日この頃🤓
大学へ行く時に必ず通る、この大聖堂も日常の風景になってきました。
そこで今日は、ヘルシンキ大学での授業の内容と、その仕組みについて書いてみたいと思います。
私が今取っているクラスは、
①Nordic Welfare State(北欧福祉国家)
②Finnish Education System
(フィンランドの教育システム)
③Finnish subject education
(フィンランドの教科教育)
④Political opinion
(政治的見解) の4つです。
こうして見ると、少なく感じますが、ヘルシンキ大学では1年を4つの期間に分けて授業を行なっています。
そのため、1つ1つの期間が終わるとテスト週間になり、その後短い休みがあります。
この制度は私の通っていたAPUでも同じなのですが、それぞれの期間、少数のクラスに集中して取り組めるので、私は気に入っています☺️
交換留学生は、どのクラスをとるかほとんど自由に決めることができます。
私はフィンランドの教育とそれを支える国家の制度に興味があるので、それらに関連したクラスを取っています。
特に、北欧福祉国家の授業は、毎回新しい発見があり面白い!!
今は、福祉国家がどのように社会主義と資本主義のバランスをとっているのか、政治や歴史など様々な観点から考えています。
まだ3回目の授業が終わったばかりなのに、リーディングとライティングの量が多く、課題がたまってきて焦っている私。。😓
でも、今まで興味があるのに手を出していなかった、新しい分野について学ぶことができるので、毎回の授業がとても楽しみです♫
この授業は交換留学生と修士向けなので、あまりフィンランド人はいません。
なので授業外でフィンランド人と話すときは、積極的に福祉国家について聞くようにしています。
フィンランドの学生は在学中、一定の奨学金をもらっています。また、子供を産むと一年の休暇と給料の80%が保障されるそうです。
私も奨学金が欲しくてそのサイトを見てみたのですが、フィンランド人といくつかのヨーロッパの国出身でないともらえませんでした。
あたりまえか😂
福祉国家について学ぶほど、フィンランドに住みたい気持ちが強くなります笑笑
でも逆に、社会的にユートピアとみなされる福祉国家が抱えるジレンマ、問題点など、もっとダークな一面を知りたいと思ってしまいます。
授業が終わる頃には、もう少しまともな意見が言えるようになっていたいなぁ☺️
さぁ、今から課題頑張ります!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!!
エストニア弾丸旅行🇪🇪
こんにちは。
この間、弾丸でエストニアの首都タリンに旅行に行って来ました😀
ヘルシンキからエストニアまではフェリーで2時間程度なので、朝9時にこっちを出て夜9時に帰ってくる弾丸旅行が人気なんです。
エストニアの友達が遊びに来なよ〜と誘ってくれて、行きたい!って言ったらまさかのその場でチケットを買ってくれました。
平日に買うと往復€10なので1200円くらいで国境を越えられてしまいます笑
最初にチケットを買ったのは4人だったのですが、The more people, the more fun! (人が多ければ多いほど楽しくなる!という名言)ということで、あと3人の友達が加わることに!
私は人を巻き込むのがあまり得意ではないのですが、留学に来てから、みんなで幸せを分け合おう!という精神を持つ友達に感化されて、徐々に自分から声をかけるようになりました。
本や授業から学ぶことだけでなく、素敵な人たちとの出会いから感じることもたくさんあるなぁと感じます。
タリンにフェリーで到着すると、エストニア人の友達が待ってくれていて、市街を案内してくれました。
旧市街はカラフルでミニマムな建物がたくさんあって、本当に可愛かったです。この街が作られた当時のエストニア人は背が結構低かったそうで、私でも頭が当たるくらい小さな扉やお店がありました笑
クリスマスになると、マーケットが開かれてより街が綺麗に飾られるらしいので、その時期にまた行きたいなぁ🎅❤️
その後、現代的なエリアに移動し、エストニアのスーパーやショッピングモールをまわりました。
甘いチョコや黒パンなど、エストニアで人気のあるものを紹介してくれて、食べ歩き☺️
最後に€1均一の古着屋などをめぐり、フィンランドより断然安いお酒や日用品を買って、旅終了!!
帰りのフェリーでは、携帯が使えないため、暇すぎてゲームを2つしました。
1つ目は、Never Have I everというゲーム。
このゲームは、まず左手をパーに開きます。
そのあと、順番に自分が一度も経験したことがない事柄を言って、それを経験したことがある人は1本指を折り曲げます。最終的にパーがグーになってしまった人が負けという、ゲームです。
これは簡単な英語でも楽しむことができました😍
次にしたゲームは誰か1人が単語をイメージし、それをみんなで当てるゲームです。
ドイツ人のマティアスが思い浮かべていたのは、Uncle(おじさん)という単語。私たちが質問できるのは、はいかいいえで答えられる事だけ。
おじさんはそれぞれいろんな特徴を持っているため、いつまでたっても終わりませんでした😂
このゲームのおかげでフェリーの道中も楽しかったのですが、英語で質問を考えたり、前の人が聞いていたことをしっかり覚えておくのが意外に大変😭
普段の会話では、適当に流すことも多々あるので、ヘルシンキに到着した頃にはどっと疲れていました笑
まだ明日の授業の宿題が終わってないため、早起きですが、いい夢がみれそうです💫
長々とした旅行記😲でしたが
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました☻
イベント満載👻オリエンテーション
こんにちは。大学のオリエンテーション期間が始まりました☺︎!
色んな国の学生たちとの出会いにワクワクしている私です💜
ヘルシンキ大学では、オリエンテーション期間中、13人程度のグループに2人の現地チューターがついて色々なサポートをしてくださります。
この制度のおかげで、1人で悩むことなく何でもかんでも質問できて本当に助かっています。
学校の情報だけでなく、イベントの情報も共有して下さるんです😍
ここ数日で驚いたのが、ヘルシンキ付近での学生イベントの多さです!!!
学生団体がスポーツ、パーティー、街並みツアーなど、さまざまな種類のイベントをほぼ毎日開催しているんです。
そのため、インドア派だった私ですが、最近はほとんど外に出ているという😂
(これはチューターグループで行ったピクニックの様子🧚🏻♀️)
ただこの写真からもわかるかもしれないのですが、私のチューターグループは全員ヨーロッパ圏からやって来た留学生なんです。
私は大学に入る前、やりたいことリストを作っていて、その中の1つがマイノリティになることでした。
ここで1つの夢が叶った!笑
でも実際になってみると、文化の壁だったり、言語レベルの違いで分かり合えないもどかしさ、虚しさを感じました。
彼らと話すときは自分の意見や考えをはっきり伝えなければいけないので、なぜか妙に緊張してしまい、勝手にバリアを張ってしまうことがあります😂笑
だから毎日出かける前は、今日はうまくできるかな〜って、運動会の前日みたいな感覚に陥ります。
ただ悲しいことだけではありません。
フランス人の友達が、パリに行ってみたいというと、いつでも遊びに来てと言ってくれました。
行くか行かないかは別として、そう言ってくれたことが嬉しかったです😊
友達や先輩に感情がないサイコパスと呼ばれていた私ですが、留学に来て、日本にいたら出会えなかった人と出会い、感情が大きく揺さぶられて人間味を取り戻しました笑笑
明日からのイベントも楽しみたいと思います😁
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
フィンランドでの住まい
フィンランドに着いてから、5日が経とうとしています。大学はあと2日ではじまるのでドキドキです😀
今日は、私のフィンランドでの寮生活について紹介します。
私は立命館アジア太平洋大学の交換留学制度で、ヘルシンキ大学に1年間通います。
私のような交換留学生は、申請を行う際、寮を提供するUnihomeとHOASのどちらかの会社を選択します。
すると、その会社から寮の情報が送られます。一度断ると、自分で探さなければならないので、ほとんど私たちに選択肢はありません(笑)
ちなみに私はHOASから提供された、こちらの寮に住んでいます☺️
私はHOASを選んだのですが、Unihomeには、もっと大きな寮があるそうです。
私たちの寮は、パシラというヘルシンキ駅から一駅離れた場所にあります。
ここは交換留学生向けの寮で、6人でキッチンやトイレを共有し、
それぞれに1人部屋があります。
家賃は417ユーロで水道代、電気代、そしてなんとサウナ代も含まれています。
寮にサウナがあるなんて、なんともフィンランドらしいですよね☺️
フライパンや食器、枕など、必要なものはだいたい揃っているので持ってこなくて大丈夫です
6人のシェアなので、大人数が苦手な私にはとても住みやすい!!気を張らずゆったり生活できています。
ただ、洗濯機は寮に住む人全員で共同なので、毎回ドキドキしながら使っています。
まだまだ旅行気分が抜けませんが、これからが本番。オンとオフを上手に切り替えながら、過ごしていきたいと思います。
🇯🇵→🇫🇮 飛び立ちました✈︎
ついに!私、
念願のフィンランドへ飛び立ちました。
長らく更新できていなかったブログ…😂
今日からまた始めるので読んでいただけると嬉しいです🌹
今回は、寮までの長い道のりについて🌟
旅立つ当日、関西国際空港に家族と友達が見送りに来てくれました。
でも空港についた時間が意外とギリギリで、手紙もろくに渡せないまま出発の時間に😅
国際線を利用する際は、2時間前に着くのがベストですね(笑)
でもグランドスタッフの方が、迷わないようにわざわざ案内してくださったおかげで、スムーズに飛行機に乗ることができました!
そして10時間、映画や機内食で空の旅を楽しみ、(機内食は海老のリゾット)
到着!
ついたのは現地時間で14時だったので、外はとても明るかったです☀️
ただその後、入国審査に時間がかかった結果、キャリーバックがどこにも見当たらず😂
周りの人に聞きまくってようやく見つけたのですが、寮の鍵をオフィスに16時までに取りに行かなければいけなかったんです!
間に合わない!!!!
これは1%の可能性にかけて、寮に直接行ってみようと思い、20キロのスーツケースを2つ引きずりながら、寮に向かいました。
寮に着くと、鍵がないと開けられないドアが2つあるだけで、警備員も留学生も誰もいない😭
唯一周りにいた人に話しかけると、「Sorry,I can’t speak English」って断られる事態。
一世一代のピンチに、野宿を考えたその時!!
留学生2人が寮に入っていくのを見て、ダッシュで話しかけました。
するとまさかの日本人で、まさかのルームメイトだったんです!!!!😲
彼女が快く受け入れてくれたおかげで、私は危機一髪のところで難を逃れることができました。
ハプニングがてんこもりでしたが、人の優しさに支えられたなが〜〜い1日を終え、なんとも暖かい感情で眠りについた留学生活1日目でした。
私の研究テーマ 教育格差
こんにちは。
4月もそろそろ終わりを迎えますね🌸
3回生になってゼミに入り、ストレスの爆弾を抱えながら生きてる私です🙋♀️
前回のブログでは、私が理想とする教育プログラム『国際バカロレア』(IB)を紹介しました。
私はこのプログラムを知った時、なんて素晴らしいんだ!😮日本にも認定校を増やしたい!
と思いました。
実際、日本政府は2018年までにIB認定校を200校に増やす!と公言しました。
まだ認定を受けているのは20校程度ですが…💦
私はIBのなかでもDP(海外の大学に進学できる資格をとれるもの)にとても興味があったので、現在のDP認定校を隅から隅まで調べました。
すると今認定を受けているDP17校の内訳は、
私立 13校
国立 2校 (埼玉、東京)
公立 1校 (東京)
インターナショナルスクール 1校
でほとんどが都市部の私立高校だということを知りました。
この結果から、
グローバル人材を育てる、国際バカロレアの恩恵は、私立に通うことのできる所得の高いエリートの子供たちの元へ集約されている?
それがさらなる教育格差→所得格差を生むキッカケになるのではないか?
と私はとてもショックを受けました。
(参考)DP認定校の学費を試算してみると…
立命館宇治高校
3年間で279万円(+制服代、海外研修代etc)
の学費がかかることがわかりました
この背景には、DPの認定や維持に関わる莫大なお金が影響していると思います。
資格試験 9.5万円(個人負担)
定期評価訪問 39万円
年間登録料 118万円
認定料 50万円
日本はDP認定校を大幅に増やすと言いながら、補助金などの情報はどこにも書かれていません。
今のところ、ゼミではIBの日本での展開を、格差と不平等の拡大という視点から研究したいと考えています。
長くなってしまいましたが最後まで読んでくださり、ありがとうございました😂
国際バカロレアが開く可能性
こんにちは。
以前ブログで、私が教育に興味を持ったきっかけや過程を書きました。
じゃあ具体的にはどんな教育を目指しているの?という点にはまだ触れていませんでした。
そこで、私の理想とする教育のビジョンにピッタリ当てはまる教育を行なっている機構を紹介したいと思います。
みなさんは国際バカロレアという教育プログラムをご存知ですか?
実は国際バカロレアの認定を受けている学校は、日本に20校あります。
このプログラムは、国際的に通用する大学入試資格を与え、世界に羽ばたく生徒を育成するものです。
具体的に国際バカロレアがめざす学習者は…
この表で簡単に説明がついてしまいます😇
国際バカロレアは、これらの能力をもった学習者を育成するための授業を展開するプログラム
だといえます。
日本には、明治時代から続く知識詰め込み教育の基盤があります。これは近代化の上で平等に機会を提供し、国の成長を支える人材の育成を目的とした制度です。
しかし今は高度経済成長期ではありません。
よりグローバル化が進み、スマートフォンさえあれば簡単に情報にアクセスできる時代になりました。
そのなかでいかに知識を自分から求め学ぶか、与えられる教科書の範囲で勉強していては世界で戦う上で不十分だと思います。
私は高校生の時、そんなこと1ミリも思ったことはありませんでした。むしろ暗記や教科書を写すことが大好きな人間でした。
でもAPUに来て、知識があってもそれを上手に使いこなせないなら持っている意味がないと痛感しました。
国際バカロレアは、知識をもとに、他人と協同しながら考え続けられる人材を育てるという点で私の理想とする教育のカタチです。
私が留学するフィンランドの教育もこのような点を大切にしているので、現場を見られる日を心待ちにしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊