moimogのんびり日記

ヘルシンキ大学留学生の記録用Blog

私の研究テーマ 教育格差

こんにちは。

 

4月もそろそろ終わりを迎えますね🌸

3回生になってゼミに入り、ストレスの爆弾を抱えながら生きてる私です🙋‍♀️

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前回のブログでは、私が理想とする教育プログラム『国際バカロレア』(IB)を紹介しました。

私はこのプログラムを知った時、なんて素晴らしいんだ!😮日本にも認定校を増やしたい!

と思いました。

 

実際、日本政府は2018年までにIB認定校を200校に増やす!と公言しました。

まだ認定を受けているのは20校程度ですが…💦

 

私はIBのなかでもDP(海外の大学に進学できる資格をとれるもの)にとても興味があったので、現在のDP認定校を隅から隅まで調べました。

 

すると今認定を受けているDP17校の内訳は、

私立  13校

国立    2校 (埼玉、東京)

公立    1校 (東京)

インターナショナルスクール 1校

でほとんどが都市部の私立高校だということを知りました。

 

この結果から、

グローバル人材を育てる、国際バカロレアの恩恵は、私立に通うことのできる所得の高いエリートの子供たちの元へ集約されている?

 

それがさらなる教育格差→所得格差を生むキッカケになるのではないか?

と私はとてもショックを受けました。

 

(参考)DP認定校の学費を試算してみると…

立命館宇治高校

3年間で279万円(+制服代、海外研修代etc)

の学費がかかることがわかりました 

 

 

この背景には、DPの認定や維持に関わる莫大なお金が影響していると思います。

資格試験  9.5万円(個人負担)

定期評価訪問  39万円

年間登録料  118万円

認定料        50万円

 

日本はDP認定校を大幅に増やすと言いながら、補助金などの情報はどこにも書かれていません。

 

今のところ、ゼミではIBの日本での展開を、格差と不平等の拡大という視点から研究したいと考えています。

 

長くなってしまいましたが最後まで読んでくださり、ありがとうございました😂